生き物が好きなら一度は行きたい「アクアマリンふくしま

福島県いわき市小名浜に所在する水族館。愛称は「アクアマリンふくしま」です。

私も何度も伺っています。

1回目は2008年(14年前!)に女友達と三人で行きました。友人も水族館好きなので、一日中滞在しても飽きないほど笑

大水槽は今と変わらず。大きな水槽の真ん中が三角形に空いていて、その間を通ると、イワシの大群がキラキラ光り、とっても幻想的だったのを覚えています。

2回目は5年前、新しい施設のとして「アクアマリンえっぐ」が出来ていてビックリ。

子どもたちと一緒に行ったのですが、水族館でアジが釣れて大喜び!そのまま優しいキッチンのお姉様にアジフライに調理して貰う過程もしっかり見ていました。釣れたての魚を調理しているわけなので、味はもちろん最高です。

また、イワシの大水槽の場所に、以前は無かったお寿司屋さんがあり、魚を観ながら、魚を食べれるという斬新なスタイルに、テンションが上がりました。そんな思い出深いアクアマリンふくしまについて書いていきたいと思います。

 

アクアマリンふくしまの愛称について

そんなアクアマリンふくしまは、正式名称「ふくしま海洋科学館」と言い、一般公募で決まった愛称「アクアマリンふくしま」と呼ばれています。アクアマリンふくしまの由来は、アクア=水族館(アクアリウム)と、マリン=海洋博物館(マリンミュージアム)を併設しているので、2つの言葉を併せた名前と、施設内のガラスドームが太陽光に反射し、宝石のアクアマリンのように美しく輝いている様子が目の前にするとわかるでしょう。

宝石のアクアマリンは、ラテン語の「海の水」を語源としており、航海のお守りとして古くから親しまれてきました。

いわき港に面してるので、港に出入りする船の安全を守るシンボル的存在となるよう期待する意味が込められているそうです。

アクアマリンふくしまが出来るまで

2000年(平成12年)7月15日開館のふくしま海洋科学館ですが、開館までには長い道のりがありました。

現在から遡る事、44年前の1978年(昭和53年)福島県長期総合計画において、福島県の海を活用した海洋レクリエーション・ゾーン設備の必要性が提起されます。

その後、1990年(平成2年)「福島県海洋性レクリエーション懇談会」にて、施設の内容、仮称(仮の名前)、立地場所が提言されました。

1996年(平成8年)には「飼育困難生物実験施設」を建設し、サンマをはじめとする飼育の難しい生物の飼育研究が始められました。

1997年(平成9年)10月本体建築工事着手。ストックヤードに本格的な生物の収集が始まります。

1998年(平成10年)に「財団法人ふくしま海洋学習館(当時)」が設立、施設の愛称である「アクアマリンふくしま」もこの年に決まります。

2000年(平成12年)1月31日とうとう、本体建築工事が完了し、本館への生物収容が始まりました。

水族館によっては、数年でオープンという所もありますが、22年にも及ぶ長い期間をかけて、皆に愛される「アクアマリンふくしま」が完成したのです。

 

個人的なアクアマリンふくしまの見所5選

時間をかけたからと言って素晴らしいものができるとは限りません。

ただ、アクアマリンふくしまは魅力が多すぎることが問題です。

全部!!とは思いますが、個人的なお勧め5選をご紹介!

 

①潮目の海

冒頭でも書きましたが、とても印象深く、アクアマリンふくしまに来た〜と思える、三角トンネルの大水槽です。

黒潮の源は東シナ海から日本の南沿岸を北上してきます、親潮は千島列島に沿って南下し、福島県沖で出会います。

その海の様子を表現したダイナミックな水槽です。

潮目(速さの違う潮の流れがぶつかり合う場所)を三角トンネルが表現しています。

三角トンネルが繋ぐそれぞれの水槽は、「黒潮水槽」と「親潮水槽」です。

「黒潮水槽」には、マイワシ、カタクチイワシ、カツオ、マグロの仲間などが同居し、食物連鎖が再現されています。

「親潮水槽」は、海藻、マボヤ、クダヤガラ等、豊かな海が再現されています。

ここに冒頭でも記載した寿司処「潮目の海」HAPPY OCEANSがあります。土日の11時〜15時限定でお店は開いているようですが、コロナの状況次第で開店していない可能性もありますので、ご確認下さい。

②北の海の海獣・海鳥

世界でここでしか飼育されていない「クラカケアザラシ」が、秋〜初夏までは展示されており、見る事が出来るかもしれません!

クラカケアザラシとは、オホーツク海、ベーリング海の冷たい海を中心に生息しており、黒い体に白の帯が馬に乗る時の鞍のような模様があります。

未だ生態は不明な点が多く、暑さに弱く、神経質な為、水族館での飼育が難しいアザラシです。

なんとしても見に行きたい個体ですが、他にも日本では絶滅危惧種のエトピリカ、ウミガラスが見れます。

③子ども体験館 アクアマリンえっぐ


ここでは「釣り体験」自分で釣った魚をその場で調理して貰って食べる事ができます。

以前行った時は、アジを沢山釣りました。5分で5匹ほどです。大人だけでなく、子ども達も大喜びでした。

そのまま、元気なお姉さんにアジフライにして貰いましたが、今まで食べた中でも断トツで美味しかったです。

アジがフワフワで柔らかく、衣もサックリと軽くて何個でも食べれると思いました。

海釣りをしようと思ってもハードルが高いですし、釣ったあと、どうやって持って帰るとか、どうやって捌く?なんて

心配をせずに、食育を楽しめますので、是非体験して貰いたいです。

また、色々な形の水槽コーナーでは、ドーム型の水槽からは岩陰に隠れるエビを覗いたり、擬態している魚の様子がよく観察出来ます。

④蛇目ビーチ

広さ4,500㎡もある世界最大級のタッチプールです。磯、干潟、浜と、海辺の自然を再現しています。

よく小さい水槽にヒトデやナマコがいて触れるタッチプールはありますが、この蛇目ビーチは桁違いです。

小さな魚や、ヤドカリ、なまこ、貝、ウニなど海の生き物がいっぱいいます。

ビーチは深いところでも、大人の膝くらいなので、小さな子でも安心して遊ぶ事ができますね。

ちなみに、磯、干潟、浜の違いを知っていますか?

磯は、岩、石の多い海岸(波打ち際)

浜は、平坦な砂地の海岸

干潟は、潮が引いた時に現われる遠浅の浜。潮が満ちると見えなくなる。(砂泥地)

となります。

この違う環境には、どのような生き物が住んでいるのか観察しながら探してみてはどうでしょうか。

水に入れる期間はゴールデンウィーク〜11月下旬のようですが、年度によって違うようなので、ご確認下さい。

⑤海・生物の進化

まず目に飛び込んでくるのが、大迫力の巨大古代魚「ダンクルオステウス」

大きさは8m程かと思いますが、ゲームにでも出てきそうな見た目に子どもはビックリするかも知れません。

「化石」の展示だけでなく、「生きた化石」と呼ばれるギンザメの仲間や、ハイギョがいます。

また、シーラカンス2種の標本を世界で初めて同時公開しています。

シーラカンスって2種類もいたんだというのにまずビックリですが、アフリカの「シーラカンス」「インドネシアシーラカンス」の標本が見られます。

個人的な見所でしたが、是非自分のお気に入りを探してみて下さい。

 

〜個人的に欲しいお土産ベスト3〜

第3位・・・ユーラシアカワウソ0 日齢ぬいぐるみ 1,000円

大きさと体重も再現されているなんて素晴らしすぎます!ちなみに、30日齢の子(ぬいぐるみ)もいて悩みましたが、

生まれたてぬいぐるみは珍しいので、0 日齢ぬいぐるみが第3位です!

第2位・・・AMF飼育員撮影ポストカード 1枚 150円


飼育員さんが撮影してる動物は可愛さ五割増しと思っているのは私だけではないはず。

愛情いっぱいに接してくれる飼育員さんが好きな生き物達を、大好きな飼育員さんが撮影するなんて、可愛くない訳がないです。

素敵なポストカードは部屋に飾ったり、旅行の記念に皆で感想を書いて、旅行先から自宅へ送るのもお勧めです。

第1位・・・オリジナルマスク(アザラシ/大水槽/エトピリカ)各700円

こんなにマスクをして生活する日が長くなると思っていませんでしたが、可愛いマスクなら大人も子どもも癒されますよね。

大人用を紹介しましたが、キッズサイズもあるので、皆でお揃いも可能です。

どれも可愛いですが、エトピリカが一番欲しいです⭐︎

勝手にランキングでしたが、お土産は通信販売も行っているそうなので、興味のある方はチェックしてみて下さい!

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